--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.09.12 15:23|長野久義
読売新聞に不定期掲載の
『Gの肖像』という野球コラムがあります。

たくさんの人の目に触れてほしいのに
残念ながらネット掲載はされません。

ジャイアンツの選手たちの心のひだに迫る
田中富士雄記者の名編です。

最新版は長野久義選手
『餓えた長野、高き理想』の一部を紹介します。
(青字部分は記事からの引用です)


長野選手といえば、ヒーローとなってお立ち台に上がっても
はしゃぐでもなく寡黙な印象が強いですね。
他の番組で時折見せるお茶目な感じは鳴りを潜め、
ファンにアピールするような発言も、滅多にしない印象です。

お立ち台での決まり文句は

「まぐれです」と「たまたまです」の二つ!

この言葉の真意を彼は
僕は必死で相手も必死、
必死と必死がぶつかって出る結果は『まぐれ』であり『たまたま』
打っても自分の力が上だったわけじゃないからまた練習するんです」

と、説明しています。

なるほど、
素っ気ない二言に、こんなにも深い想いがあったのか
寡黙な裏に秘められた、相手へのリスペクトがあるのだなと感じました。

今シーズン、長野選手には新たな常套句が出現しています。

「また、頑張ります」と「次、頑張ります」の二つ!

長野の理想は高い

甲子園での3連戦
3戦目の第3打席
逆転の足掛かりを作る二塁打、
第4打席にはダメ押しの2ラン
しかし試合後、記者に言ったのは「全然ダメでしょ」

最後の打席、8回2死1.2塁でサードゴロに終わってしまったことを悔やんでいたそうです。

「ランナーがいたんですから、得点はいくらあっても多すぎることはない」
と記者に鋭いまなざしを向け
「打率3割を狙って野球に取り組んでいるんじゃない、もっと先の・・・」と言って押し黙り

冗談めかして再び口にしたのは
「ホームラン50本ぐらい打ったら、褒めてくださいよ」の言葉。

「また頑張ります」は
多分、この程度で賞賛されるのは不本意だから、また頑張ります。

「次、頑張ります」はおそらく
1試合や2試合の活躍では心が満たされないから、次、頑張りますなのだろう。

それならば、餓えた28歳に敬意を表しあえて呼びかけたい。
長野よ、まだまだファンは納得していないぞ。
田中富士雄



コラムは温かく、そう結ばれていました。


幼い頃から父親に「言ったことは必ず実行しろ」と育てられた長野選手は
そのせいか、思い描く未来像も言葉にしません。

でも、言ったからには実行してみせる強い心の持ち主なのでしょう。

日大4年の秋、巨人入りを熱望するも指名されたのは日本ハム。
入団を拒否し本田技研に入社。

今度こそと願った翌年も、想い叶わずロッテからの指名。
このとき私は、一連の動きをみていて
マリーンズ入団を決意するのではと予想していたものです。
しかしここでも自分の意思を貫き、二度目の拒否。

2009年、3度目のドラフト。
長年の夢を叶えてジャイアンツ入団が決まりました。
その後の活躍は誰もが知るところ。

昨シーズン
チームメイトの坂本勇人と最多安打を争っていた最終戦。
自分は勇人が並んでくれるのを待つ、一緒にタイトルを獲るんだという想い。
凡打はしたくない、でもヒットも打ちたくない。
ならば四球をと選び続けた打席に溢れる長野の想い。
長野の心を受け止め、並んだ塁上で目頭を押さえた勇人。
あのシーンが鮮やかによみがえります。


私は今にして思うのです。

お立ち台で、冷や汗を滴らせ「まぐれです」と言うとき
白い歯を光らせながら「たまたまです」と笑うとき

悔しさを胸に秘め「また、頑張ります」と唇を噛み締めるとき
「次、頑張ります」とファンに誓ってくれるとき

寡黙な九州男児・長野久義の強い意志力が、そこにあることを。



スポンサーサイト

テーマ:読売ジャイアンツ
ジャンル:スポーツ

プロフィール

薫

Author:薫
アスリートたちに注目しています!
その心にもそっと触れながら。

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。